【2月調査レポート】ドスパラが首位奪還、マウスが2位へ急浮上。市場動向は「ハイスペック」から「実利ミドル」へ ― RTX 5060 Tiが急浮上

ゲーミングPC・BTO検索サイト『gg(ジージー)』は、2026年2月におけるサイト内ユーザー行動データをもとに、ゲーミングPC市場で関心が集まる スペック構成(GPU・CPU)や価格帯の傾向分析 に加え、人気商品ランキングおよびメーカー別シェア をまとめた月次レポートを公開しました。

本レポートは、gg上のユーザー行動データを集計し、GPU・CPU構成および価格帯ごとの閲覧シェアや順位を整理したうえで、「人気商品ランキング」「注目メーカー」「メーカー別人気商品」もあわせて可視化したものです。当月時点で、どのスペック構成・価格帯、そしてどの商品・メーカーに相対的に多くの関心が向けられていたかを示しています。

レポート概要

集計期間:2026年2月1日(日)〜2月28日(土)
対象:ゲーミングPC検索サイト「gg」に掲載されている商品
集計内容:ユーザーの検索行動データ
相場価格:「ゲーミングPC相場チェックツール」を参照

※価格データは当月のものであり、現在とは異なる可能性があります。
※本データは購入数や販売実績を示すものではなく、当該期間における閲覧動向(注目度)を示す相対データです。
※相場価格や掲載モデル数は当該プレスリリースの公開時の数値です。
※引用・転載の際は、出典として「ゲーミングPC検索サイト gg(https://good-gamers.jp)」を明記してください。

GPU別 市場動向 ― RTX 5060 Ti (8GB)がランキング入り ―

2026年2月のGPU別閲覧動向では、前月に続き「RTX 5070」が最も注目を集めるGPUとなりました。

前月はシェア率1.1ポイントの僅差だった「RTX 5070」「RTX 5070 Ti」ですが、今月は 7.6ポイント差まで乖離が拡大しました。「RTX 5070」が大きく伸びたのではなく、市場全体の価格上昇により、高性能志向よりもコストパフォーマンス重視の検討が強まり、結果として 「RTX 5070 Ti」のシェアが低下した可能性があります。

また、前月5位だった「RX 9070 XT」がランキング外に転落し、代わりに「RTX 5060 Ti (8GB)」が食い込んできました。後述する構成別ランキングにも、同様の変化が見られています。

【GPU別 注目ランキング TOP5】

順位GPU当月シェア前月シェアシェア差
1位RTX 507020.6%19.5%+1.1pt
2位RTX 5070 Ti13.0%18.6%-5.6pt
3位RTX 506012.2%11.5%+0.7pt
4位RTX 5060 Ti (16GB)9.1%9.6%-0.5pt
5位RTX 5060 Ti (8GB)8.0%4.3%+3.7pt

CPU別 市場動向 ― Ryzen 7 5700Xが変わらず最多シェア ―

CPU別では、1位〜5位までランキングに一切の変化がなく、「Ryzen 7 5700X」が最も高い閲覧シェアを獲得し、当月において最も注目を集めるCPUとなりました。

順位は変わらずともX3D系のシェア率が揃って低下していることから、CPU選びにおいても、高性能志向よりコストパフォーマンス重視の検討が強まった月と捉えられます。

最近はコスパの良いRyzenシリーズが圧倒的な人気を見せており、この流れはしばらく変わらないと予想されます。

【CPU別 注目ランキング TOP5】

順位CPU当月シェア前月シェアシェア差
1位Ryzen 7 5700X23.7%20.3%+3.4pt
2位Ryzen 7 9800X3D15.0%16.2%-1.2pt
3位Ryzen 7 7800X3D9.9%10.9%-1.0pt
4位Ryzen 7 9700X9.8%9.4%-0.4pt
5位Ryzen 7 77008.6%7.4%+1.2pt

構成(GPU × CPU)別 市場動向 ― 最多は「RTX 5060 × Ryzen 7 5700X」―

当月もっとも注目を集めた構成は、前月に続き「RTX 5060 × Ryzen 7 5700X」でした。

2位、3位の顔ぶれも変わらず、「RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D」のような上位構成も一定の関心を集めています。

前月4位「RTX 5070 × Ryzen 7 5700X」と、5位「RTX 5090 (32GB) × Ryzen 9 9950X3D」はランキング外へ転落。

代わりに「RTX 5060 Ti (8GB) × Ryzen 7 5700X」「RTX 5070 × Ryzen 7 9700X」といった構成が注目を集めています。

【構成別 注目ランキング TOP5】

順位構成当月シェア前月シェアシェア差
1位RTX 5060 × Ryzen 7 5700X7.8%8.3%-0.5pt
2位RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D5.5%6.1%-0.6pt
3位RTX 5070 × Ryzen 7 7800X3D5.1%4.8%+0.3pt
4位RTX 5060 Ti (8GB) × Ryzen 7 5700X4.2%2.3%+1.9pt
5位RTX 5070 × Ryzen 7 9700X3.6%1.7%+1.9pt

価格帯別 市場動向 ― ボリュームゾーン「20~30万円台」は変わらず―

2026年2月の価格帯別動向では、20万円台(33.3%)が最多となり、次いで30万円台(26.7%)が続く結果となりました。価格帯別の市場動向にも変わりはなく、依然として「20万〜30万円台」が市場のボリュームゾーンであることを裏付ける結果となりました。

10万円台のシェアも2割を超えて維持されており、ハイスペックな最新パーツへの関心は高いものの、実際の検討段階では「予算と性能のバランス」を重視する、ユーザーの現実的な選択傾向が浮き彫りとなっています。

価格帯シェア率
10万円未満0.1%
10万円台21.5%
20万円台33.3%
30万円台26.7%
40万円台10.3%
50万円以上8.0%

2026年2月 人気商品ランキング TOP10

2026年2月において最も注目されたゲーミングPCは、前月に続いてOZgamingの「【Z1 コスパモデル】 Ryzen7 5700x・RTX5060」でした。その他全体としてコストパフォーマンスと性能バランスに優れたミドルレンジモデルが多くの関心を集めました。

順位メーカー商品名シェア
1位OZgaming【Z1 コスパモデル】 Ryzen7 5700x・RTX50602.8%
2位LenovoLenovo LOQ Tower 26ADR102.1%
3位OZgaming【H26series】 Ryzen7 9700x・RTX 50701.7%
4位OZgaming【Z1 コスパモデル】 Ryzen7 7800x3D・RTX50701.4%
5位マウスコンピューターNEXTGEAR JG-A7A8X(ホワイト)1.3%
6位マウスコンピューターNEXTGEAR HD-A7G6T1.2%
7位MDL.makeRyzen7 5700X × RTX 50601.1%
8位OZgaming【4000D 性能重視モデル】 Ryzen7 9800x3D・RTX5070Ti1.1%
9位フロンティアFRGKB550/C/NTK0.9%
10位OZgaming【P30series】 Ryzen7 5700X・RTX5060 8G0.8%

メーカー別シェア TOP5

メーカー別のシェア率は、前月2位だった「ドスパラ」が首位に立ちました。

また、ランキング外であった「マウスコンピューター」が2位にきており、1月末に在庫復活した影響が見られます。

3位の「OZgaming」が順位を維持する一方で、先月首位だった「パソコン工房」が5位へと後退するなど、上位陣の入れ替わりが激しい一ヶ月となりました。

この背景には、全体的な相場が高止まりする中で、ユーザーがより「即納性」や「特定の人気構成の在庫状況」に敏感になっていることが挙げられます。

特に2位の「マウスコンピューター」は、在庫復活に合わせた積極的な露出が功を奏し、比較検討層を一気に取り込んだ形です。

3月の決算期に向けて、各メーカーがこのシェア争いをどう加速させるかが注目されます。

順位メーカー前月比
1位ドスパラ↑1
2位マウスコンピューター↑2
3位OZgaming→0
4位フロンティア↑1
5位パソコン工房↓4

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