弊社が運営する、国内最大級のゲーミングPC・BTO検索サイト『gg(ジージー)』は、2026年5月におけるサイト内ユーザー行動データをもとに、ゲーミングPC市場で関心が集まるスペック構成(GPU・CPU)や価格帯の傾向分析に加え、人気商品ランキングおよびメーカー別注目ランキングをまとめた月次レポートを公開しました。
本レポートは、gg上のユーザー行動データを集計し、GPU・CPU構成および価格帯ごとの閲覧シェアや順位を整理したうえで、「人気商品ランキング」「メーカー別注目度」もあわせて可視化したものです。当月時点で、どのスペック構成・価格帯、そしてどの商品・メーカーに相対的に多くの関心が向けられていたかを示しています。
レポート概要
集計期間:2026年5月1日(金)〜5月31日(日)
対象:ゲーミングPC検索サイト「gg」に掲載されている商品
集計内容:ユーザーの検索行動データ
相場価格:「ゲーミングPC相場チェックツール」を参照
※価格データは当月のものであり、現在とは異なる可能性があります。
※本データは購入数や販売実績を示すものではなく、当該期間における閲覧動向(注目度)を示す相対データです。
※相場価格や掲載モデル数は当該プレスリリースの公開時の数値です。
※引用・転載の際は、出典として「ゲーミングPC検索サイト gg(https://good-gamers.jp)」を明記してください。
GPU別 市場動向 ― RTX 5070が首位維持も、関心はより上位GPUへ拡大 ―

2026年5月のGPU別閲覧動向では、「RTX 5070」が21.8%で引き続き首位を維持しました。一方で、前月に比べるとシェアの集中はやや落ち着いており、2位の「RTX 5070 Ti」は15.7%、3位の「RX 9070 XT」は13.1%まで伸長しています。加えて、「RTX 5080」も11.9%まで存在感を高めており、5月は一つの売れ筋GPUに注目が集中するというより、より高性能な上位帯まで比較検討の幅が広がった月といえます。
上位5モデルのうち4つをNVIDIA系GPUが占めている点からも、引き続き市場の中心はGeForce系にあります。その一方で、Radeon系では「RX 9070 XT」が堅調に順位を維持しており、ハイエンド帯での選択肢として一定の関心を集め続けているようです。
【GPU別 注目ランキング TOP5】
| 順位 | GPU | 当月シェア | 前月シェア | シェア差 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | RTX 5070 | 21.8% | 26% | -4.2pt |
| 2位 | RTX 5070 Ti | 15.7% | 12.9% | +2.8pt |
| 3位 | RX 9070 XT | 13.1% | 12.1% | +1.0pt |
| 4位 | RTX 5080 | 11.9% | 7.5% | +4.4pt |
| 5位 | RTX 5060 Ti (16GB) | 7.1% | 7.1% | ±0pt |
CPU別 市場動向 ― X3D系CPUが上位を牽引、ゲーム性能重視が再び鮮明に ―
CPU別では、「Ryzen 7 9800X3D」が23.2%で首位となり、5月も高い注目を集めました。さらに2位には「Ryzen 7 7800X3D」が入り、上位2枠をX3D系CPUが占める結果となっています。4月に強い存在感を見せた「Ryzen 7 7700」は5位まで順位を下げております。
また、3位の「Ryzen 7 9700X」、4位の「Ryzen 7 5700X」も引き続き上位に入っており、最新世代からコストパフォーマンス重視の定番CPUまで、幅広い選択肢が比較対象になっている点も特徴です。5月は上位X3D系のパーツ価格が下がってきたことから、下位モデルよりも上位モデルの方が安いといった逆転現象が起きておりました。その結果が素直に現れたと考えて良いでしょう。
【CPU別 注目ランキング TOP5】
| 順位 | CPU | 当月シェア | 前月シェア | シェア差 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Ryzen 7 9800X3D | 23.2% | 19.8% | +3.4pt |
| 2位 | Ryzen 7 7800X3D | 11.1% | 15.2% | -4.1pt |
| 3位 | Ryzen 7 9700X | 10.9% | 10.7% | +0.2pt |
| 4位 | Ryzen 7 5700X | 9.9% | 13% | -3.1pt |
| 5位 | Ryzen 7 7700 | 9.8% | 15.2% | -5.4pt |
構成(GPU × CPU)別 市場動向 ― 「RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D」が首位に浮上 ―
構成別では、「RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D」が10.1%で首位となりました。2位には「RX 9070 XT × Ryzen 7 9800X3D」、3位には「RTX 5070 × Ryzen 7 7800X3D」が続いており、5月は上位3構成すべてがX3D系の組み合わせとなっています。
さらに5位には「RTX 5080 × Core Ultra 9 285K」が入り、ハイエンド構成の比較対象がAMD系に偏らず、Intel系の超高性能構成にも広がっている点も注目されます。
【構成別 注目ランキング TOP5】
| 順位 | 構成 | 当月シェア | 前月シェア | シェア差 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D | 10.1% | 6.9% | +3.2pt |
| 2位 | RX 9070 XT × Ryzen 7 9800X3D | 7.6% | 6.6% | +1.0pt |
| 3位 | RTX 5070 × Ryzen 7 7800X3D | 5.9% | 4.6% | +1.3pt |
| 4位 | RTX 5070 × Ryzen 7 7700 | 4.6% | 10.5% | -5.9pt |
| 5位 | RTX 5080 × Core Ultra 9 285K | 4.4% | 0.7% | +3.7pt |
価格帯別 市場動向 ― 20万円台が首位維持も、30万円台が大きく伸長 ―

価格帯別では、「20万円台」が33.1%で首位を維持したものの、前月よりシェアは縮小しました。一方で、「30万円台」は32.5%まで上昇しており、20万円台に肉薄する水準まで関心を伸ばしています。また、「50万円以上」も11.5%まで上昇しており、5月は価格帯全体の重心がやや上方向へ移動した月といえます。
10万円台と20万円台のシェアがともに低下していることを踏まえると、ハイクラス帯のコスパが良ければ、ユーザーは予算の上昇を視野に入れることが可能なのではないか?と感じました。
| 価格帯 | 当月シェア | 前月シェア | シェア差 |
|---|---|---|---|
| 10万円台 | 13.9% | 17.8% | -3.9pt |
| 20万円台 | 33.1% | 38% | -4.9pt |
| 30万円台 | 32.5% | 25.9% | +6.6pt |
| 40万円台 | 8.8% | 10.3% | -1.5pt |
| 50万円以上 | 11.5% | 7.9% | +3.6pt |
2026年5月 人気商品ランキング TOP10
2026年5月において最も注目されたゲーミングPCは、ドスパラの「GALLERIA XMC9A-R58-GD メモリ64GB/SSD2TB+2TBモデル」でした。5月はGPU・CPU・価格帯の動向を見ると、ユーザーの関心が20万円台中心の比較検討から、30万円台や50万円以上も含めた、より高性能・高価格帯へ広がった月でした。大容量メモリとストレージを備えたコスパの良い本モデルが首位となった点は、そうした傾向を象徴する結果といえます。
また、2位から5位まではSTORMのモデルが並びました。他社メーカーと同構成で比較した際に、最安値だったモデルが多くランクインしており、コスパの良さが関心を集めたと言えます。
| 順位 | メーカー | 商品名 |
|---|---|---|
| 1位 | ドスパラ | GALLERIA XMC9A-R58-GD メモリ64GB/SSD2TB+2TBモデル |
| 2位 | STORM | FK-PSK97XA97XT ※販売終了 |
| 3位 | STORM | GKB-PSK97X56Ti16 ※販売終了 |
| 4位 | STORM | K2-PSK98X3D57Ti ※販売終了 |
| 5位 | STORM | K2-PSK78X3D57 ※販売終了 |
| 6位 | OZgaming | 【4000D 性能重視モデル】 Ryzen7 9800x3D・RTX5070Ti |
| 7位 | MDL | Ryzen7 5700X × RTX 5060 |
| 8位 | ドスパラ | GALLERIA XPR7A-R57-GD Ryzen 7 7700搭載 |
| 9位 | OZgaming | 【Z1 コスパモデル】 Ryzen7 7800x3D・RTX5070 |
| 10位 | フロンティア | FRGHLMB650/WS0309 ※販売終了 |
メーカー別注目ランキング TOP5
メーカー別では、「ドスパラ」が前月に続いて1位を維持しました。人気商品ランキングでも首位モデルを抱えており、引き続き安定した注目を集めています。一方で、5月に大きく順位を伸ばしたのが「STORM」で、前月比3ランクアップの2位に浮上しました。商品ランキングでも上位にSTORMのモデルが集中していることから、5月の市場において最も勢いを見せたメーカーの一つだったといえます。
また、「フロンティア」は3位を維持し、「OZgaming」は4位へ後退、「パソコン工房」は5位へ浮上しました。定番メーカーが引き続き強さを見せつつも、ユーザーの関心は特定の一社に集中せず、複数メーカーへ分散していたことがうかがえます。

