【ゲーミングPC市場動向レポート】2026年3月に最も注目された製品/メーカー/スペック/価格帯は?

2026年3月における「gg」内ユーザー行動データをもとに、ゲーミングPC市場で関心が集まる スペック構成(GPU・CPU)や価格帯の傾向分析 に加え、人気商品ランキングおよびメーカー別シェア をまとめた月次レポートを公開しました。

本レポートは、gg上のユーザー行動データを集計し、GPU・CPU構成および価格帯ごとの閲覧シェアや順位を整理したうえで、「人気商品ランキング」「注目メーカー」「メーカー別人気商品」もあわせて可視化したものです。当月時点で、どのスペック構成・価格帯、そしてどの商品・メーカーに相対的に多くの関心が向けられていたかを示しています。

レポート概要

集計期間:2026年3月1日(日)〜3月31日(火)

対象:ゲーミングPC検索サイト「gg」に掲載されている商品

集計内容:ユーザーの検索行動データ

相場価格:「ゲーミングPC相場チェックツール」を参照

※価格データは当月のものであり、現在とは異なる可能性があります。

※本データは購入数や販売実績を示すものではなく、当該期間における閲覧動向(注目度)を示す相対データです。

GPU別 市場動向 ― RTX 5070が首位維持、RX 9070 XTが急浮上 ―

3月はRX9070XTを搭載したモデルにも注目が集まった

2026年3月のGPU別閲覧動向では、「RTX 5070」が引き続き最多の注目を集めました。一方で、前月と比べるとシェアはやや縮小しており、これまでのRTX 5070中心の構図に変化も見え始めています。

とくに存在感を大きく高めたのが「RX 9070 XT」です。前月から大きく伸びて2位へ浮上しており、GPU選びにおいてAMD系上位モデルへの関心が一段と強まった月といえます。

また、「RX 9060 XT(16GB)」「RTX 5080」も上位に入り、ミドルレンジ一辺倒ではない動きも見られました。3月は、価格と性能のバランスを重視する流れを残しつつも、明確な性能差を求める比較検討層が増えた月だったと考えられます。

【GPU別 注目ランキング TOP5】

順位GPU当月シェア前月シェアシェア差
1位RTX 507016.8%20.6%-3.8pt
2位RX 9070 XT16%6%+10pt
3位RTX 5070 Ti12%13%-1pt
4位RX 9060 XT (16GB)9.8%5.9%+3.8pt
5位RTX 50807.7%5.9%+1.8pt

CPU別 市場動向 ― Ryzen 7 9800X3Dが首位へ、性能重視の動きが強まる ―

CPU別では、「Ryzen 7 9800X3D」が大きくシェアを伸ばし、首位に立ちました。これまで高い支持を集めていた「Ryzen 7 5700X」は2位となり、コストパフォーマンス重視一辺倒だった流れに変化が見られます。

同時に「Ryzen 7 9700X」「Ryzen 7 7800X3D」も上昇しており、3月はRyzen 7帯の中でも、より高いゲーム性能を意識したCPU選びが進んだ月といえます。

もっとも、「Ryzen 7 5700X」も依然として高い関心を維持しており、市場全体が一気にハイエンドへ振れたというよりは、コスパ重視と性能重視の両軸で比較検討が進んだ構図と捉えられます。

【CPU別 注目ランキング TOP5】

順位CPU当月シェア前月シェアシェア差
1位Ryzen 7 9800X3D22%11.5%+10.5pt
2位Ryzen 7 5700X16.3%22.1%-5.8pt
3位Ryzen 7 9700X9.9%7.9%+2pt
4位Ryzen 7 7800X3D8.9%7.6%+1.3pt
5位Ryzen 7 77006.1%8.6%-2.5pt

構成(GPU × CPU)別 市場動向 ― 「RX 9070 XT × Ryzen 7 9800X3D」が首位に ―

構成別では、「RX 9070 XT × Ryzen 7 9800X3D」が大きく伸び、当月もっとも注目を集めた組み合わせとなりました。前月からの伸び幅も大きく、3月の市場変化を最も象徴する構成といえます。

2位には「RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D」が入り、上位は高性能GPUと高性能Ryzenを掛け合わせた構成が占める結果となりました。一方で、前月まで強さを見せていた「RTX 5060 × Ryzen 7 5700X」は順位を下げており、注目の中心が実利ミドル構成から、高性能ミドル〜ハイ寄り構成へ移ったことがうかがえます。

ただし、「RTX 5060 Ti(8GB)× Ryzen 7 5700X」が順位を維持するなど、価格を抑えつつ十分な性能を確保した構成も引き続き支持されています。

【構成別 注目ランキング TOP5】

順位構成当月シェア前月シェアシェア差
1位RX 9070 XT × Ryzen 7 9800X3D11.7%2.1%+9.6pt
2位RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D5%3.4%+1.6pt
3位RTX 5060 × Ryzen 7 5700X4.3%6.8%-2.5pt
4位RTX 5060 Ti (8GB) × Ryzen 7 5700X3.9%3.9%
5位RTX 5070 × Ryzen 7 9700X3%1.8%+1.2pt

価格帯別 市場動向 ― 30万円台が初のTOPシェア率に―

2026年3月の価格帯別動向では、30万円台(32%)が最多となり、20万円台(30.8%)が僅差で続く結果となりました。これまで首位だった20万円台に対し、30万円台の存在感がさらに高まっており、ユーザーの関心がやや上の価格帯へシフトしたことが読み取れます。

一方で「10万円台」も引き続き大きな関心を集めており、予算を重視した比較検討ニーズは依然として根強いままです。

この結果から、3月は安さ重視一辺倒ではなく、30万円台を軸に、必要に応じてより上の性能帯まで視野を広げるユーザーが増えた月だったといえます。

価格帯シェア率
10万円台20.1%
20万円台30.8%
30万円台32%
40万円台9.8%
50万円以上7.2%

2026年3月 人気商品ランキング TOP10

2026年3月において最も注目されたゲーミングPCは、ドスパラの「GALLERIA XDR7M-97XT-GD」でした。当製品は3月末に発行された数量限定クーポンの対象であり、10万円値引きされていたことから、大きな注目が集まったと考えられます。

また、ランキング上位には、OZgamingのコストパフォーマンスモデルや、マウスコンピューターのNEXTGEAR、MDL.makeの即納モデルなど、性格の異なるモデルが並びました。単純に最安帯だけへ関心が集中したのではなく、「性能を明確に取りにいくモデル」と「価格に対して納得感のあるモデル」の双方に注目が集まっていることがうかがえます。

順位メーカー商品名
1位ドスパラGALLERIA XDR7M-97XT-GD Ryzen 7 9800X3D搭載
2位OZgaming【Z1 コスパモデル】 Ryzen7 5700x・RTX5060
3位マウスコンピューターNEXTGEAR HD-A7G6T
4位OZgaming【4000D 性能重視モデル】 Ryzen7 9800x3D・RTX5070Ti
5位パソコン工房AMD Ryzen 7 7800X3DとGeForce RTX 5060搭載(※販売終了)
6位ドスパラTHIRDWAVE AD-R7X56B-01B Ryzen7 5700X搭載
7位OZgaming【Z1 コスパモデル】 Ryzen7 7800x3D・RTX5070
8位MDL.make【即納モデル】Ryzen7 5700X × RTX 5060
9位OZgaming【H26series】 Ryzen7 9700x・RTX 5070
10位ツクモ(MSI)ゲーミングPC G-GEAR GE7A-L257BH/NT1

メーカー別シェア TOP5

メーカー別では、「ドスパラ」が前月に続いて1位を維持しました。人気商品ランキングでも最上位に製品が入っており、3月も安定した関心を集めたことが分かります。

また、前月3位だった「OZgaming」が2位へ、前月5位だった「パソコン工房」が3位へと順位を上げており、上位メーカー間の競争は引き続き活発です。一方で、前月2位だった「マウスコンピューター」は5位に後退しており、メーカー間の差が固定化していないことも今回の特徴でした。

この結果からは、ユーザーの関心が特定メーカーに一極集中するのではなく、価格・構成・納期・独自性など、複数の判断軸の中で比較検討されていることがうかがえます。4月以降、各社がどの価格帯・構成で存在感を高めるかにも注目が集まりそうです。

順位メーカー前月比
1位ドスパラ→0
2位OZgaming↑1
3位パソコン工房↑2
4位フロンティア→0
5位マウスコンピューター↓3
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!