ゲーミングPCの相場価格動向レポートを公開
弊社が運営する、国内最大級のゲーミングPC検索サイト『gg』は、2026年5月におけるゲーミングPC(BTO)相場価格の値動きをまとめた月次レポートを公開しました。
『gg』が提供する「ゲーミングPC相場チェックツール」では、ゲーミングPC(BTO)を、主要パーツであるGPUを基準に、エントリー/ミドル/ハイエンドの3つの性能帯に分類しています。その上で、下記3つの切り口で、ゲーミングPCの価格動向を確認できる仕組みとなっています。
・性能帯別(エントリー/ミドル/ハイエンド)
・搭載GPU別
・搭載構成(GPU+CPU)別
※相場価格は『gg』に掲載されているBTOの価格データをもとに、中央値を算出しています。
【5月市況の総括】主力帯は横ばい、ハイエンドは月末に急騰。
5月のゲーミングPC相場は、エントリークラスとミドルクラスが月中に上下しながらも大きく崩れず、全体としては落ち着いたレンジ内で推移しました。エントリークラスは一時的に価格を下げた後、中旬にかけて持ち直し、足元では24.2万円前後で安定しています。ミドルクラスも月前半と下旬に波があったものの、足元では33.5万円前後まで戻しており、主力価格帯では大きな方向感の出にくい1ヶ月だったと言えるでしょう。
一方で、ハイエンドクラスは月の大半を52万円台後半〜53万円前後で推移していたものの、月末から足元にかけて一気に56.1万円まで切り上がりました。エントリー・ミドルが比較的落ち着いた動きを見せる中、ハイエンドのみが大きく上振れしており、5月の相場は「全面高」というより、性能帯ごとの差がはっきりと表れた二極化局面だったと捉えられます。
さらに注目すべきなのは、相場全体のハイエンド平均が上がった一方で、gg内で特に検索されている人気構成TOP3では値下がりまたは横ばいが目立った点です。つまり、月末のハイエンド相場上昇は、人気の中心構成が一斉に値上がりしたというよりも、一部の超高価格帯モデルや高額構成が平均値を押し上げた可能性が高いと考えられます。20万円台〜40万円台の主力帯では引き続き比較検討しやすい環境が続く一方、50万円超の領域ではタイミングの重要性が高まっていると言えるでしょう。
(合同会社気づけば 代表|福田貫太)
■性能帯別の相場価格サマリー
エントリークラス

5月1日時点 :235,105円
5月31日時点:241,700円(+6,595円 +2.8%)
搭載GPU:RTX 5060、RTX 5050、RTX 4060 Ti、RTX 3050、RX 9060 XT(8GB)、RX 7600
ミドルクラス

5月1日時点 :329,800円
5月31日時点:334,800円(+5,000円 +1.5%)
搭載GPU:RTX 5070、RTX 5060 Ti(8GB)、RTX 5060 Ti(16GB)、RTX 4070 SUPER、RX 9070、RX 9060 XT(16GB)、RX 7800 XT
ハイエンドクラス

5月1日時点 :519,800円
5月31日時点:549,800円(+30,000円 +5.8%)
搭載GPU:RTX 5090、RTX 5080、RTX 5070 Ti、RX 9070 XT
■ 構成(GPU+CPU)別の価格変動詳細
gg内で最も検索されている人気構成 TOP3の相場価格変動
| 順位 | 構成(GPU・CPU) | 月初相場 | 月末相場 | 変動幅 | 変動率 |
| 1位 | RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D | ¥478,480 | ¥459,800 | -¥18,680 | -4% |
| 2位 | RX 9070 XT × Ryzen 7 9800X3D | ¥446,640 | ¥419,800 | -¥26,840 | -6% |
| 3位 | RTX 5070 × Ryzen 7 7800X3D | ¥392,586 | ¥392,586 | ±¥0 | ±0% |
1位: RTX 5070 Ti × Ryzen 7 9800X3D
5月『gg』上で最も注目された本構成は、月初の478,480円から月末には459,800円となり、変動幅は18,680円、変動率は-4%でした。ハイエンド帯の人気構成でありながら、月を通して見ると価格はやや下がっており、4月に見られた上振れの反動を一部戻すような動きとなっています。
性能重視で比較しているユーザーにとっては、依然として有力候補でありながら、4月よりも検討しやすい水準に近づいた構成だと考えられます。
2位: RX 9070 XT × Ryzen 7 9800X3D
こちらの人気構成は、月初の446,640円から月末には419,800円まで下落しました。変動幅は26,840円、変動率は-6%となっており、TOP3の中では最も大きな値下がりです。
ユーザーからの関心は引き続き高いものの、価格面では値ごろ感が強まっている様子です。
3位: RTX 5070 × Ryzen 7 7800X3D
こちらの人気構成は、月初・月末ともに392,586円で、変動幅は±0円、変動率も±0%でした。5月を通して価格がまったく動いておらず、TOP3の中でも最も安定した推移を見せた構成です。
※本データは、各時点で在庫のあるBTOパソコンを対象に算出しています。そのため、特定メーカーで在庫切れや販売停止が発生した場合、一時的に相場価格が大きく変動して見えることがあります。あくまでも参考値としてご覧ください。

